tangerine

百合とかGLとかガールズラブとか、いっぱいいっぱい書きたいですvv

 
--年--月--日
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  私は今、アナタと2人だけの世界にいる
  …でも、

  アナタは私と2人だけの世界にはいないのかな…



そこは絵里子の部屋。
そこにいるのは病床に臥す絵里子、
そして、仲間たちより一足遅く見舞いに駆けつけた香田。
これは、その2人の空間においての話。



「香田…
 今日は大丈夫だったの?」
「ん、何が?」
突然の絵里子からの質問に、
香田はその真意をはかりかねていた。
「いや、放課後急に自治委員の仕事が入ったって聞いたから」
「あーあー」
香田は質問の意図を理解したようで、
「仕事ったって、急な会議があっただけよ。
 たいした内容じゃないのにムダに長引いたんだけどね」
と、なんてことはないといった感じで返答する
「香田、ごめんね…」
香田はああ言ってるけど、
絵里子は自分が休んでしまったばかりに全ての仕事をを香田に任せてしまった、
そのことを申し訳なく思い、謝った。
「いいっていいって。
 あたしよりも今は自分のこと気遣いなさいって」
「…うん」



その後しばらく沈黙が続く。



  私、ずっと、香田のことばっか考えてた。
  会いたくて、会いたくて、仕方なかった。
  会いたくて、そして、おしゃべりしたくて。


  そして今、ここに香田がいる。
  私の目の前に、香田がいる。
  今ここにいるのは、私と香田、2人きり。


  まるで夢のようだけど、これは現実。
  だって、会いたいという気持ちが私の中に集まって、
  固まってしまったものが、
  今はもう、すっかり融けてしまったのだから。


  香田と2人きりの時間、2人きりの世界…


  このまま、永遠に続くといいのに…



沈黙の時間はたいした長さではなかったはずなのだが、
絵里子の頭の中ではその短い時間にさまざまな気持ちが交錯して、
相当長い時間が経過したように感じられていた。



「絵里子」
「え!?」
一人浸っている中、
突然の香田の呼びかけに驚く絵里子。
「顔、赤いよ。熱あるの?」
心配そうに絵里子に近づく香田。
「そ、そんなこと…
 …って、こ、こ、香田!!?」

香田は突然自分の額を絵里子の額に押し付けた。
「ああああああ、あの、こ、こ、香田~」
香田の突然の行為に、
絵里子はまともに喋ることができなかった。
(顔が近いよー、近いってば!)
恥ずかしさのあまり、
必死に目を逸らそうとしても、
どこを向いても香田の顔が視界に入ってくる。
絵里子は力いっぱい目をつむった。
香田の顔を視界に入れない方法は、それしかなかったから。

「熱いね」
香田はそう言うと、額を絵里子から離した。
「う、うん…そうか…な…」
絵里子はようやく目を開けられるようになったが、
香田の顔を正視できずにいたため、
少し目を逸らすようにして力無く返事をした。



「私、もう帰ったほうがいいね」
「え!?」
香田の発言に、
絵里子はさっきの力無い返事とは対照的な、
大声をあげて驚いた。
「だって絵里子、まだ具合悪そうだし、
 ゆっくり休んでもらわなくちゃ。
 だから、これ以上お邪魔するわけにはいかないって」
「そ、そんな…」
香田は自分のことを気遣ってくれている、
それはわかっていたが、
絵里子はそれで香田と離れてしまうことを望んではいなかった。


  私が香田のことを邪魔になんて思うはずがないじゃない!


そう言いかける絵里子だったが、
心の中にストッパーがかかってしまった。

「それじゃ、明日学校で会おうね」
そう言うと香田は立ち上がり、
絵里子の部屋を出ようとした。



  ああ、香田が行っちゃう!

  香田と私の、2人きりの世界、2人きりの時間が、
  終わっちゃう!

  そりゃあ明日学校に行けば香田には会えるけど、
  それじゃ意味ないの!

  香田と私、2人きりじゃないとイヤなの!

  イヤ…行かないで
  行っちゃヤだ…


「イヤ!!」


絵里子は響くような大声を上げ、ベッドから飛び出した。
「な、何!?」
香田は絵里子の豹変ぶりに驚き、
絵里子のほうを振り返ると、
突然体を締め付けられるような感覚に襲われた。
一瞬のことで何が起きたのかわからず戸惑う香田だったが、
おちついてみると、
絵里子が自分のことを抱きしめていることに気づいた。

「うぇ、ひっく、えっく…」
絵里子は苦しそうに泣いていた。
香田を絶対離さないよう、力いっぱいしがみつきながら。

「絵里…子……?」



(END)



↓後記でござる


皆様、おはこんにちばんは~、チカです
8月ですねー
熱くなってきましたねー
熱中症対策、大丈夫でしょうか
私はエアコンをガンガン使ってるので、
来月の電気代の請求がコワイです

さて、今回はちょー久々にこーえりSS続編をアップしました
ホント、長くお待たせしてすみませんです~
こーえり妄想は精神修養のために(ぇ)毎日欠かさずやってたわけですが、
形にするのはかなり久しぶりになっちゃいました~><

ちなみに、このSS読み直したとき、
なぜか頭の中をGod knows...(涼宮ハルヒ)がよぎりました

絵里ちゃんと香田っち、
書けば書くほど2人が愛しく思えてきちゃいます
原作とか見ても、
この2人がペアでいるシーンって結構多いですよね~
大島先生のサイトの入口だってそうだし

こーえりは最強です
こーえりは正義です
こーえり同志、超募集中です


スポンサーサイト











管理者宛の投稿

FC2カウンター

プロフィール

チカ

Author:チカ
女の子と女の子が女の子どうしで女の子し合う話が大好きですvv
同級生百合や姉妹百合が私の嗜好。
けど、上級生×下級生もやっぱ好きvv

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
月別アーカイブ
リンク
ブログ内検索

RSSフィード
ブロとも申請フォーム
QRコード

QRコード

 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。