tangerine

百合とかGLとかガールズラブとか、いっぱいいっぱい書きたいですvv

 
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ここは高橋家。
時計の針は11時30分を差していた。
11時とは言っても、午後の11時。
その家のリビングルームに、高橋絵里子と香田あかりはいた。

「それでさー」
「だよねー」
パジャマ姿な2人はいろんなことを話し合っては笑ったりと、
その時間をとても楽しんでいる。
この日は、香田が絵里子の家に泊まりに来ていたのだった。



昼間に絵里子が香田を誘ったのである。
絵里子の突然の誘いに最初は戸惑う香田だったが、
絵里子が強く願ったため断れなかったのである。
別に遠慮していたわけでもない、億劫だったわけでもない、
むしろ絵里子と長い時間いっしょにいられるのは大歓迎だったわけだが、
香田は理性を保てるのかが不安だったのである。
なぜなら、香田と絵里子は、
友情というものを超えた関係で結ばれていたから。



「あははは」
「この芸人面白いよねー」
しかし、いざ来てみると、何のことはない。
いっしょに食事をして、いっしょにゲームして、
いっしょに宿題して(ほとんど写してもらっただけど)…
で、
いっしょにおしゃべりして、いっしょにTV見て…
これでは普通に友達の家に泊まりに行くのとなんら変わりはない。
気がつけば今まで見ていたTV番組も終わっていた。



「もう12時かー。
 眠くなってきちゃったねー」
「あ…うん」
「明日も学校あるし、もう寝よっか」
「え、あ、そうだ…ね」
絵里子は至ってマイペースのまま。
自分は変に意識しすぎていたのだろうか。
香田はそう思うと何となく気が抜け、
ほっとした反面、少し残念な気もしていた。



絵里子は自分の部屋に入り、香田を招きいれた。
すると、突然デスクの横にある紙袋をあさり始めた。
「絵里子?」
予想しなかった絵里子の行動を怪訝に思う香田だったが、
「あった!」
と、絵里子は突然大きな声を出したため、少し驚いてしまった。



「香田、これ…」
絵里子から淡いピンクのラッピングをされた小さな箱を手渡された。
「これは…」
言葉を続けようとすると、
絵里子はさっきまでの談笑のとは違う、
穏やかな口調でこう言った。



「お誕生日、おめでと」



…ああそっか、明日、いや、もう今日は自分の誕生日だったんだ。
絵里子は自分のためにプレゼントを用意してくれていたのだ。
嬉しい、とても嬉しい。
だけど絵里子は、もっと嬉しい言葉を言ってくれた。

「私ね、香田の誕生日、他の誰よりも早くお祝いしたかったんだ。
 だって、私にとって香田は、大事な…大事な……」
「絵里子…」
「だから、ムリ言って香田をウチに泊めることにしちゃったの。
 そうすれば、日が変わる瞬間も、香田のそばにいられるから…。
 そばで香田をお祝い、できるから…」
絵里子は次第に顔を赤くして、視線を下げるようになった。
それに伴い、声がトーンダウンしていく。
「ごめんね、香田。
 無理につき合わせちゃって」
申し訳無さそうに謝る絵里子を、
香田は優しく抱いた。
「いいよ、絵里子。あたし、すごく嬉しい」
絵里子の気持ちがとても嬉しくて、
香田は感謝の念をこめて抱きしめた
「…ありがとう」



こんなにも自分を好きでいてくれる人がいる。
こんなにも自分を愛してくれる人がいる。
香田はこれ以上ない幸せを感じていた。
これ以上ない心の温もりを感じていた。

だから自分も、
絵里子のことをめいっぱい好きになろう。
絵里子のことをめいっぱい愛そう。
「絵里子…あたし……」



「すぅ…すぅ……」
「?…絵里子??」
香田に抱かれたまま、絵里子はいつの間にか眠っていた。
「な、なんじゃこりゃ~」
香田はすっかり気が抜けてしまい、
先ほどまでの万感の思いは、あっという間に消えてしまった。
少し絵里子のことを憎らしく思う香田だったが、
その緊張感の微塵もない寝顔を見て、
何だかどうでもよくなったようだった。
「すぅ…すぅ……」
こんなにも無防備だと、ちょっといたずら心が芽生えてくる。
しかし、絵里子のとても安心しきった寝顔を見てると、
それも悪い気がした。
「まったく、ホラ、カゼひくよ」
香田の呼びかけに、絵里子は少し反応する。
そう深い眠りにはまだ就いてないようだった。
「さ、おふとん入ろ?」
「…うーん」
そして2人はそのままベッドに入った。



ベッドに入ると、絵里子はそのまま深い眠りに就いた。
その早い眠りに香田は少し呆れながらも、
そのかわいらしい寝顔にこれ以上ないほどの愛しさを感じていた。

いつしか香田は、絵里子を抱き寄せていた。
そして、そのやわらかく温かい感触に浸っていた。


  絵里子、ありがとう

  こんなステキな誕生日を迎えられて、とても嬉しい


誕生日はまだ始まったばかり。
しかし、今日最も幸せでいられる時間は、
まさに今、この時なんだと思う香田であった。



(END)




↓ 後 記 な の で す


というワケで、
あかりんお誕生日おめでとう~~~vvv
大好きな絵里子ちゃんに真っ先に祝ってもらえて幸せなヤツじゃの~☆
しかも絵里子ちゃんのことをぎゅーってしちゃって(*・ω・*)
ぶっちゃけ、書いてて香田のことがすごくうらやましくなりましたw

ところでこの2人、
おふろはどうしたんだろうねー?
フッ、ご想像に…お任せするよ…(殴

今回はお誕生日仕様の番外編SSでしたが、
本編SSの香田と絵里子にも早く幸せになってほしいですぅ~。
あ、私ががんばらないといけないですね(汗
がんばります!

読者のみなさま、オラに元気を分けてくれ!!
拍手orコメで元気になるっぽいですw
どうぞよろしくです~♪


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香田の切ない思いが描かれていて、ラストも絵里子らしくて最高でした。
公式サイトも閉鎖されて寂しい思いをしていますが、これからも女子高生のSSがんばって下さいね!!

チカさんもお幸せになれますように(笑)











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Author:チカ
女の子と女の子が女の子どうしで女の子し合う話が大好きですvv
同級生百合や姉妹百合が私の嗜好。
けど、上級生×下級生もやっぱ好きvv

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